精密コーティング提案

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精密コーティング装置(PCS)の提案事例

太陽電池製造プロセスへの提案事例

従来、反射防止膜の成膜装置としては、真空成膜装置を用いることが一般的でしたが、太陽電池製造コストの面では装置のコストが非常に高く、脱真空が市場の要求として高まっています。
そこで、当社精密コーティング装置の技術を用いて解決策をお客様と共に実験、検証しました。

反射防止膜のスプレイコーティングの検討

太陽電池の前面パネルにはガラスが多く用いられていますが、太陽電池発電層まで光エネルギーを効率良く当てるためには、ガラスでの反射を低く抑え、多くの光エネルギーを透過させる必要があります。そこでガラス基板表面での反射を防止する目的で反射防止膜が存在します。反射防止膜は塗膜の性状や特性によって効果は様々ですが、一般に光の透過率を3〜5%改善する効果があるとされています。ここではスプレーコーティングで反射防止膜を塗布した場合、以下の項目について検討した結果を示します。

【1】成膜の品質  【2】膜厚の均一化

【3】生産性の向上  【4】材料使用効率の向上

当社装置構成

【1】成膜の品質

反射防止膜の塗布液をスプレーコーティングした場合、未処理ガラスと比べるとスプレーコーティングガラスの全光線透過率の向上が確認できました。

また、反射防止膜は塗膜の膜厚と屈折率の関係より透過光波長の制御が可能です。
その点、弊社スプレーコーティング装置では、反射防止膜の膜厚を、吐出量やガン速度で制御することにより膜厚の調整が容易にできます。

【2】膜厚の均一化

低圧霧化ガンを使うことによって、パターン内での粒子径のバラツキを抑え、
塗り重ね回数を増やすことによって均一化を図ります。

【3】生産性の向上

基板サイズの大型化への対応として、多ガン化された装置によって一度にコーティングできる面積を増やします。
連続生産が可能なフィルムへのコーティングに対しても、コーティングから乾燥までを一貫して行います。
(ロールtoロールコーティング装置)

【4】材料使用効率の向上

ガラスなど絶縁体の基板に対して塗着効率向上が期待できる誘導帯電式スプレーガンを使用します。
誘導帯電式スプレーガンからは電界が発生しないため、太陽電池セルや電気回路に対して静電破壊を抑える効果が期待できます。

弊社では最適なコーティングを検証する実験施設を備えております。(NC技術センター)材料、ワーク、膜厚条件などから、お客様の要求に合った装置を最適化してシステム構築することができます。お気軽にお問い合わせください。

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